ORACLE MASTER Silver Oracle Database 12cを取得しました
※ 当記事は他ブログに掲載していた内容をリライトし、当時の日付で再投稿したものです。元々掲載していたブログのエントリーは削除済みです。
はじめに
先日 (2018年5月下旬) 、 ORACLE MASTER Silver Oracle Database 12c を取得したので、振り返りも兼ねて勉強方法などをまとめました。
合格時のスペック
SIer のエンジニアとして某ユーザ企業の情報システム部門に常駐し、社内向け WEB システムの開発を行っています。
開発で使用している DB は Oracle Database ですが、普段は SQL を書くのがメインで、運用・保守には関わっていません。
合格時点で保有していた IT 系の資格は、
- 基本情報技術者
- 応用情報技術者
- ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12c
です。
取得動機
効率的なプログラムを組むためにデータベースのアーキテクチャを理解することは有用ですし、開発者といえども障害発生時に対応できないのは困るので、資格の勉強を通して体系的な知識を得ようと考えたのがきっかけです。
2ヶ月前 (2018年3月) に ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12c を取得したので、そのまま Silver 取得を目指して勉強を続けました。
学習方法と学習期間
学習方法
参考書を読む
通勤時間・仕事の昼休み・定時後・休日など、隙間時間を使ってとにかく参考書を読みました。
ORACLE MASTER の試験対策で有名な書籍には、 SB クリエイティブのオラクルマスタースタディガイド (通称 : 白本) と翔泳社のオラクルマスター教科書 (通称 : 黒本) の二種類があります。
オラクルマスター教科書 Silver Oracle Database 12c
- 作者:株式会社 システム・テクノロジー・アイ 林 優子,代田 佳子
- 発売日: 2016/03/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
2018年6月時点では 12c に対応した白本は出版されておらず、今回は 11g の白本と 12c の黒本で学習を行いました。
事前に調べた口コミの通り白本の方が読みやすく、もし今後 11g と同じクオリティで 12c の白本が出版されれば、白本のみでも十分合格レベルに到達可能だと思いました。
黒本で勉強する際の注意点としては、 ORACLE MASTER Silver を取得するための「1Z0-062-JPN Oracle Database 12c Administration」試験は2017年8月に改訂(出題範囲が削減)されており、改訂前に出版された黒本の内容には若干の過不足があります。
正しい出題範囲を先に確認しておくと、試験合格だけに限って言えば、無駄の無い効率的な学習ができると思います。
3週間弱で白本を一周、黒本を二周ほど読み、次の問題解きまくりフェーズへと進みました。
問題を解く
参考書を一通り読んだら、あとはとにかく問題を解きまくりました。
大変ありがたいことに無料で WEB 問題集を提供しているサイトがありますので、参考書を広げられない満員電車の中などではこちらを活用させていただきました。
無事合格できたので、この場を借りて改めて感謝を述べさせていただきます。
ありがとうございました!
また、黒本には iStudy の無料版が付属しているので、こちらも活用しましたが、黒本と同様に出題範囲が改訂前のものなので注意が必要です。
学習期間
4月中旬から学習を始め、5月末に試験を受験したので、およそ1ヶ月半ほどで合格することができました。
隙間時間を見付けてコツコツ勉強することと、やると決めた日はガッツリ集中して勉強すること、そして休む日は完全にオフにしてリフレッシュするなど、メリハリをつけた学習が大事かなと思います。
深夜に睡魔に襲われながら参考書を読んだ日もありましたが、今考えれば眠い時はさっさと寝てしまい、頭がすっきりしている朝に勉強した方が効率的だったなと反省しています。
学習記録を付けていた訳ではありませんので、あくまでも体感レベルですが、一日当たりの勉強時間は平均で30分~1時間程度だったんじゃないかなと思います。
受験後の感想
試験を受けてみて、確実に正解だと自信を持てた問題が5割、自信が無い問題が3割、全く分からなかった問題が2割といったところでした。
試験結果レポートには正解率83%とあったので、思ったよりも良かったなという印象です。
受験前、
辺りが苦手だなと自覚していた通り、試験結果レポートの不正解項目にはそれらがしっかりと並んでいたので、分からない分野を分からないままにしていてはダメだと改めて思いました…
また、 Enterprise Manager Cloud Control の画面を見たことがないと解けない問題や、参考書には記載されていなかった問題などもあったので、合格ラインギリギリの知識レベルでは厳しいかもしれません。
参考書に付属の問題集や WEB 問題集で確実に8割以上正解できるようになれば、本番の試験にも安心して臨めると思います。
ORACLE MASTER Gold について
Silver の次は Gold ですが、 Gold 取得には試験合格の他に研修を受講する必要があり、この受講費用がべらぼうに高いため、個人で取得するのはかなり大変です…
また、 ORACLE MASTER Gold 12c の参考書は2018年6月時点で黒本の Upgrade (11g → 12c 移行試験) 用しか出版されていないため、初心者が学習するための環境も整っているとは言えません。
Gold の取得は、 12c に対応した参考書が出版されて、受講費用が捻出できる見込みが立った段階で検討してもいいかなと考えています。
おわりに
今回はベンダー試験の ORACLE MASTER Silver の取得について振り返りました。
難易度が高くても低くても、試験に合格すると今までの努力が報われたーって感じがしますね。
これでまた勉強のモチベーションが上がり、次の試験も合格するという良いスパイラルが続くことを期待しています。
今年は国家試験である情報処理安全確保支援士試験の合格を目指しているので、次は Cisco の CCENT の学習を通じてネットワークの基礎を身に付けようかなと思っています。
CCENT を取得したら、またブログで報告させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!